そんなこんなで床に卓球専用マットを敷いてはや3カ月。
マットは卓球台の周辺部しか摩耗しないので何年か先にローテーションできるよう敢えて床と接着はせずマット用両面テープのみで固定していた。しかし踏み込み時の圧力はなかなかに高いらしく、大陸が移動するかのように毎日徐々に徐々にマットが移動して隙間があいてしまっていた。

これは・・・マズい!!
早速知人や専門業者に修正方法や施工法を問い、施工費の見積もり依頼もお願いしようと連絡をした。
しかし!!業者、冷たい。あんまり相手にしてくれん感じ。
と、いうわけで自分たちでやることにしましたっ!!
まずは必要な道具を揃える。買ったり買ったり買ったり借りたり。これらの道具一式必要な方、廉価でお貸しいたします、皆さん床には卓球マットを張りましょう(笑)

溶接棒に
熱風溶接機、専用カッターなどなど。熱風溶接機以外はそこまで高価ではない。

まずはズレたマットをピタっと密着するように敷きなおす。そして
① 溶かした溶接棒を流しこむためのミゾを溝切りカッターで掘る。
② 掘った溝に熱風溶接機を使い、溶接棒を溶かしながら流し込む。
③ 溶接棒が冷えたあと、スパトラナイフを使って床と平面になるように不要部分を切り取る。
④ 完成。

注意深くやれば④のように素人でもなかなかきれいに仕上がります。注意深くやらなかったら右の写真のように焦げたり溶接棒がちぎれたりデコボコになったり不細工極まりない状態になります・・・。最初は不要マットの切れ端などを利用して溶接の練習をしてからの方が失敗しなくてよいと思います。
以上の作業で密着していた部分はおおむねきれいに溶接できました。ただ、このマットはすでに使用し始めてから3カ月がたっていたため、負担の大きい個所には「たわみ」のせいでどうしてもマットとマットの間の隙間が埋まらないで残っています。ここまでやったらもうパテ埋めまでやってしまおう!!ってわけでタキシール♯600という床処理剤を流し込むことに。

① まずは周りを汚さないように養生テープ(マスキングテープ)を貼る。
② コーキングガンを使用し、
タキシール♯600を溝に流し込む。
③ マットと同じ高さになるよう端切れを使ってきれいに均す。
④ 養生テープを剥がし、1日から2日乾かしてとりあえず完成。
しかし!マットは青、埋めた場所はグレー。これは美しくない・・・。

というわけで、マットと同じ色の塗料を塗ることに。
NURO(ヌーロ)って名の塗料を買って来て使いました。写真右のとおり、なかなか上手くできたのでは?と思います。
タキシールは乾燥する過程で少し肉痩せするので若干窪んだ状態になり、塗料を塗っても強く踏まれないので好都合。とりあえず溶接から隙間埋め、最後の着色まで毎日ちょっとずつやったので1週間かかりました。大丈夫だとは思いますが、不具合がでないかしばらく様子を見てみまーす!